企画展・資料紹介「銀製空玉」
現在開催中の企画展「玉-悠久のきらめき-」では、
愛媛県内出土の玉類1000点以上を展示しています。
今回はそれらの中から「銀製空玉」をご紹介します。
金属製の玉類は、半球状に成形した2つのパーツを接着してつくられ、
中身が空洞であることから「空玉(うつろだま)」と呼ばれます。
空玉は古墳時代中期以降に副葬品として見られるようになります。
素材には金・銀・銅がありますが、国内では銀製が最も多く出土します。
- 経ヶ岡古墳出土 銀製空玉
本展では、市内経ヶ岡古墳出土の銀製空玉を展示しています。
また、珍しい銅製の空玉(法華寺裏山古墳出土※)や、
クチナシの実に似た形の銀製梔子玉(土壇原古墳群出土※)も展示中です。
<※愛媛県歴史文化博物館所蔵品>
普段はなかなか見ることのできない資料ですので、
この機会にご来館いただき、ぜひ実物をご覧ください。
企画展「玉 -悠久のきらめき-」
期間:R7年11月1日(土)~R8年1月11日(日)
★ギャラリートーク(学芸員による展示解説会)
12月20日(土)10:00~ 1時間程度
事前予約は不要です。当日、展示室にお越しください。
